劇場版『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』感想。

映画版Fate観てきました〜。以下悪かったところ良かったところ(原作プレイ済みの感想です)。

■悪かったところ
・仕方ないとは思いつつも展開の速さ。少なくともアニメのセイバールートを見ていることが前提。せめてセイバールートと凛ルートの分岐点であるセイバーがアーチャーを斬るか斬らないかのシーンはやった方が良かったんじゃないかなー。アニメしか見てない人は凛ルートもセイバーにアーチャーが斬られてるように見えるのでは。
・アーチャーの伏線のシーンが殆どカットされていたせいでひとつしかないはずのペンダントを士郎とアーチャーがそれぞれ持っていたというアーチャーの正体晴らしがいきなりに感じました。アーチャーが凛にペンダントを返すシーンは欲しかったなあ。「ああ、この響きは実に君に似合っている」も欲しかったです。あと凛が士郎の電話をアーチャーだと間違えるシーンとか。セイバーが士郎はアーチャーを剣の師匠にしている(うろ覚え)と言うシーンがなかったのも残念。
・日常シーンが殆どなく常に戦闘シーン続き。
・士郎が優等生の凛に憧れていたという描写がない。凛にドキドキする描写もなし。
・魔力供給のシーンに心の中でずっこけた。PS2版やってないんですがPS2版もああなんですか?なんのためのPG-12か……!せめて暗転でやって欲しかった。
・このこともあり、せっかくの凛ルートなのに士郎が凛のことを好きなように見えませんでした。ランサーへの「遠坂はやらないからな」もなかったし……。EDの放課後の凛との会話もなく、ことごとく士郎が凛を好きな描写がカットされてました。わざとか?
・固有結界の詠唱士郎ver.が簡略化されている。これはアーチャーとの違いが重要だと重うので全部言って欲しかったです。
・「行くぞ英雄王。武器の貯蔵は十分か」は立ち止ったまま言って欲しかった。動きながらだと軽く流された感が……。
・入院中の慎二が憑き物が落ちたようになり桜と仲良くなったという話がなかったのが残念すぎる……こことhollowのバイトしてる慎二のエピソード(五年越しの客)が大好きなのに。
・一成がEDに台詞なしでちょっとしか登場しなかった……。
・どのシーンか忘れたけど凛と士郎の俯瞰のシーンで凛が全身グレーだった(彩色されてない?)シーンがありました。

■良かったところ
・とにかく動きが良くて戦闘シーンもスピード感と迫力があった。
・音楽が格好よかった。特にエミヤと公式サイトでかかっているBGMのかっこよさは異常。
・ゲームのCGを再現しているシーンが多かった。
・凛が夜空をアーチャーと飛んでいるシーンでアーチャーが凛の腰を抱えて飛んでいるのに萌えた(ゲームのCGでは一緒に飛んでるだけ)。
・3回くらい鳥肌が立った。
・ねんがんの ライダースーツすがたの うごくギルがみれたぞ!(煤払い付き)
関智一さんの演技が最高でした。hollowPS2とかでフルボイスにならないかなー。
・慎二のきもさ(素晴らしくきもかっただけに入院中のエピソードがなかったのが残念)。

不満の方が多いですが、全体的には観て良かったと思える内容でした。何よりライダースーツ姿の動く金ピカが見れたので!