うみねこのなく頃に散EP7感想。

※以下ネタバレ感想です。

EP7はとにかく新キャラのウィルと理御がよかったです。ふたりの話は残念ながら最後まで描かれなかったので、ぜひともEP8にも出てきて欲しいですね〜。理御は結局男だったのか女だったのかはっきりとは分からず気になります。19年前の赤ん坊は男の子だったから男性?でも紗音と同一人物なら女性?でも赤ん坊の世話を拒否した夏妃が男の子だと勘違いしてただけの可能性もあるし、紗音が実は男性ということも有り得ないことではなく……。男に間違われることがコンプレックスな女性ならば(同一人物の紗音が巨乳なので)わざわざ巨乳を潰す必要はないと思いますし、まったいらなことを考えるとやはり男性?しかし理御が紗音となるカケラでは男の子の赤ん坊が崖下に落ちるので紗音も男性?それとも夏妃が男の子だと勘違いしただけなのか……。紗音(=嘉音)が自分のことを家具家具言ってたのは崖下から落ちたせいで身体に大きな傷痕が残った(こんな身体じゃ恋なんて出来ない)から?

しかしまさか紗音がベアトリーチェの娘&孫だとは思いませんでした。自分の娘を孕ませるとか金蔵さんマジ外道。初代ベアトがイタリア人だったから志方あきこさんの「うみねこのなく頃に」はイタリア語の部分があったんでしょうか。紗音が誰よりも早く碑文の謎を解いて、金蔵が生前のうちにベアトリーチェとして金蔵の前に現れるというのは他のカケラでも大前提としてあったこと?(そうじゃないと紗音=ベアト=犯人とはならないですが)。でも碑文の謎を解いた者がベアトリーチェ(当主)だからエヴァベアトリーチェなんですよね。紗音は蔵臼に当主になって欲しかったならなぜ碑文を撤去しなかったんだろう。いまひとつ紗音の殺人の動機が分かりませんでした。これで分からなかったらこれ以上は何を語っても無駄みたいなこと言われたので「えええ分からないよ!?」と焦ったり。最初は戦人に裏切られたせいなのかと思いましたが、袋小路とは一体?すべてのエピソードを覚えていられる上位戦人にとっては袋小路でしょうが、実際の事件はファンタジー(上位)は関係ないとするなら現実の犯人・紗音が今回の事件を袋小路だと感じるのはおかしいわけで……。戦人への恋心をベアト(ヤス)に預けたといってもヤスは紗音なので譲治と付き合っててもずっと戦人のことが好きだったんでしょうか。1年前に来てくれてたなら譲治とはまだ結婚しておらず戦人に想いを告げられた、1年後なら譲治と結婚して既に1年経ってるから想いを諦められた?

あと最初はなんでも出来る皆の憧れ紗音だったのが、ヤスが消えて現在の夏妃に怒られる紗音になったのは、もともと安田紗代って名前で祝福された名前が紗音、あだ名がヤスというひとりの使用人が自分の祝福された名前である紗音という名前の理想の友達を作りだしたけど、ヤスが消えて(というよりは理想の紗音が消えて)本来の紗音(ヤス)が残ったということなのかなあと。その後は紗音とベアトリーチェと嘉音の3役を演じていた?しかし嘉音が途中から生まれた人格なら源次や熊沢はともかく夏妃は不審に思ってそうですが……。

浮気と思いつついい話だった初代ベアトとの話は金塊を強奪しようと言う金蔵を罵るヤマモト中尉のシーンを見る限り嘘(grks妄想)だったのかなあと。でも金蔵がベアトを連れて南條先生の病院に行ってるのは本当なんだろうし南條先生も初代ベアトも金蔵の嘘に騙されていたんでしょうか。あの赤いシーンがEP7は一番怖かったです。ベルンカステル大嫌いなのでベルンカステルのことは最初から最後まで信じてなかったんですが(そして案の定)金蔵の話は信じてたのに!あと嘘と言えば朱志香の喘息ですか。薬持ってるということは医者(南條先生?)にかかってるんでしょうが、さすがに医者は演技だと見抜きそうなものですが……。

「魔女達の七夕は甘くない」によるとベルンカステルのせいで縁寿と絵羽の仲は最悪なものになったわけですが、それまで絵羽は縁寿にちゃんと愛情を注ごうとしてたわけでベルンカステルが見せた真実はそういう意味では本当に真実っぽかったです。憎みあっていたのにそれでも縁寿にとっての両親像を守ってあげたんだなあ。しかしそうなると霧江はホントどうしようもないな。留弗夫は霧江にいいように操られてる感があるからまだいいですが……しかし犯人が金蔵とベアトリーチェの子供である紗音なら、留弗夫が言っていた「今夜俺は殺されるかもな」はどういう意味だったんでしょうか。19年前の子供が留弗夫の子供ならともかく、紗音と留弗夫には接点があまりないような気もしますが……。

このゲームに、ハッピーエンドは与えない
ハッピーエンドはない、ではない。ベルンが与えないだけで、勝ち取ることは出来るということでひぐらしのような熱く爽快なハッピーエンドを希望します。

あと犯人はヤス